2拠点生活の第一歩:クアラルンプール、学校見学の旅(How To編)

デュアルライフ計画

前回の記事では、クアラルンプールでの学校見学を通して感じた、リアルな感想と不安の解消についてお話しました。今回は、教育移住を具体的に考えている方に向けて、私たちが実際に行ったアクションと、旅で得た具体的なノウハウを「How To」としてまとめました。

なぜ、クアラルンプールを教育移住の候補地にするべきか?

クアラルンプールは、教育移住を検討する上で多くのメリットがあります。

  • 経済的なメリット
    東京と比較して家賃や外食費、ガソリン代などがリーズナブルです。インターナショナルスクールの学費も、日本のインターに比べて比較的安価な学校が多く、費用を抑えながら質の高い教育を受けられます。
  • 多文化な教育環境
    世界各国から教育移住者が集まっており、子どもたちは多様な文化に触れながら、グローバルな視点を育むことができます。
  • 日本語にも優しい環境
    日本との時差はわずか1時間。これにより、日本の家族や友人と連絡が取りやすく、子どもたちのストレスも軽減されます。また、日本語が通じる医療機関もあるため、もしもの時も安心です。

実際にどう動いた?学校見学のステップ

  • ステップ1
    日本からの問い合わせ

    まずは、日本から興味のある学校にメールで問い合わせをしました。

    私たちの経験では、どの学校もメールの返信が早く、スムーズにアポイントが取れました。特に便利だったのは、WhatsAppというアプリです。メールでやり取りを進める中で「WhatsAppで連絡を取りませんか?」と聞かれることが多く、その後のやり取りはすべてこのアプリで行いました。

  • ステップ2
    学校見学の様子と選び方のポイント

    今回は、Rocklin International School、MAZ international school、Maple Leaf Kingsley International School、Fairview International School KLの4校を見学しました。

    実際に見て感じたのは、学費と施設の清潔さや衛生面は比例するということ。郊外にある学校の方が、広々とした施設にもかかわらず費用がリーズナブルな傾向がありました。

    また、私たちはフィリピンでの経験から、学校のトイレの清潔さもチェックポイントに入れていました。MAZ international schoolは施設自体は良かったものの、生徒用のトイレの衛生面に不安を感じたため、候補から外しました。

    見学した中で特に魅力的だったのはMaple Leaf Kingsley International Schoolです。費用に対して施設のクオリティが非常に高く、生徒募集がウェイティング待ちだったことにも納得しました。

  • ステップ3
    滞在場所と移動手段

    今回は、友人の勧めで外国人居住者が多いモントキアラエリアに滞在しました。滞在したコンドミニアム「Arcoris」は、近くに小規模なモールがいくつもあり、生活にとても便利でした。隣接するSunway 163 Mallにはほぼ毎日通うほど、滞在環境には大満足です。

    現地での移動は、すべてGrabタクシーを利用しました。フィリピンでも使っていたため、アプリの操作には問題なく、ストレスなく移動できました。

今回の旅から得られた3つの教訓

通学の利便性が最優先

東南アジアあるあるのひどい渋滞は、クアラルンプールも例外ではありません。学校選びや住居選びをする際は、通学の利便性を最優先に考えるべきだと感じました。語学学校とインターナショナルスクールを両立させる場合は、それぞれの位置関係を考慮して、滞在エリアを慎重に選ぶ必要があります。

モントキアラ以外のエリアも探索すべし

モントキアラはとても快適でしたが、次回はレンタカーを借りて、他のエリアにも滞在し、それぞれの生活感を肌で感じてみたいと考えています。

事前に調べておけばトラブルも安心

今回は、母の急な発熱という予期せぬトラブルがありましたが、事前に日本語が通じるクリニックを調べていたことで、冷静に対応できました。海外移住で不安な要素は、事前に情報収集しておくことが何より大切です。

今回の旅で得た経験と学びは、これからの2拠点生活の準備に大いに役立ちそうです。今後は、さらに具体的にエリアを絞り込んで、理想の生活環境を見つけていきたいと思います。

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