【私の投資戦略】夫の支援は食費のみ。私が2拠点生活と教育費を確保する「攻めの資産運用」

ビジネスと資産形成

前回の記事で、私が会社を辞め、40代にしてプログラミング学習という新しい道を選んだ「覚悟」についてお話ししました。

夫婦で家事・育児・生活基盤を守る「チーム」としての役割分担がある一方で、このデュアルライフ、そして子どもたちの教育移住という未来への投資には、莫大な費用がかかります。夫のサポートは生活費の一部(食費など)に限られ、主要な資金は、私が脱サラ後の不安定な収入源から確保しなければならない状況です。

つまり、私が選んだのは、貯金を切り崩す「守り」の姿勢ではなく、リスクを取ってでも目標達成を加速させる「攻め」の資産運用です。

今日は、「私一人の力で、これほどの大きな目標をどう賄うのか」という、最も切実な資産形成の戦略について、包み隠さずお話ししたいと思います。

覚悟を裏付ける「攻め」の理由:年300万の配当金でも安心できない

「私が」家族の夢を背負うための必須戦略

わが家の経済的な役割については前回も触れましたが、海外移住 貯金 自分でというゴールを達成するためには、私の力で資金を確保し続ける必要があります。

そして、今の私を支えているのは、これまでのキャリアを通じて築き上げてきた資産運用です。具体的に言うと、現在の年間配当金は300万円を超えています。多くの方からすれば、この金額は非常に大きな金額かもしれません。しかし、私が設定した教育費 確保 投資の目標額、特にクアラルンプールでのインターナショナルスクールや、その後の留学費用などを逆算すると、この配当金だけでは「安定した生活」を維持できても、「家族の夢の実現」にはまだ足りません。

だからこそ、投資は私にとって「人生を私の手でコントロールするための必須スキル」であり、「お金にも働いてもらう」という攻めの資産運用が必要不可欠なのです。

40代の私が「恐怖」を感じなかった投資の原点

貯金の代わりに「投資」から始めたマイルール

私が証券口座を開いたのは、新卒で外資系企業に入社した時です。祖父母が年金と株式配当と不動産収益で生活していた姿を見ていたこともあり、元々興味がありました。

最初の投資は、会社の社員持ち株制度でした。割引価格で株が買えるという安心感があったため、私は「貯金」をする代わりに「投資」から始めました。

毎月5万円、ボーナス時にはさらに10万円。この少額からのスタートと、「元々貯金してなかったお金だから、失敗しても大丈夫」という考え方が、リスクへの恐怖を小さくしてくれました。

資産が増幅した「再投資」という魔法

投資で資産を大きくできた要因は、特別なテクニックではありません。

それは、配当金を全額、次の投資に回すというシンプルなマイルールです。

祖父に勧められた高配当株で、最初は年間6万円だった配当金が、再投資を繰り返すうちに、気がつけば年間30万円に。この雪だるま式に資産が増えていく体験が、私にとっての成功体験となりました。

また、最初の会社の株式は、株価が2倍以上に高騰した時に売却。そこで得た利益と元金を、さらに次の優良株に再投資する。この「攻め」の連鎖こそが、今の資産の土台を築き上げました。

「女性 投資」の壁を乗り越える長期保有戦略

株価が半分になっても売らなかった理由

もちろん、投資にリスクはつきものです。世界情勢の悪化などで、株価が一時的に半分になったことも過去にありました。売却の誘惑はありましたが、私は動じませんでした。

なぜなら、私の戦略は一貫して長期保有だからです。

  • 投資対象は、安定した巨大産業のみに絞る。
  • 配当金が出ている限り、会社が潰れることはない。
    ※ただし、研究開発に巨額投資する産業については配当がない時は新規開発に力を注いでいる(攻めている)と判断。

この信念のおかげで、株価の回復に5年かかった銘柄も、トランプ政権の影響で下落した銘柄も、最終的には元の価格に戻り、金融資産は増え続けています。焦りは禁物です。時間こそが、私たちの最大の味方だと知っているからです。

仲間と情報交換で不安を解消する

子育て ママ 投資を考えるとき、一人で判断することへの不安は大きいでしょう。

私の場合は、職場環境上、たまたま株式運用や不動産投資に熱心な同僚(主に男性)が多く、日頃から情報交換をしていました。お金の話は他人にしにくいと思われがちですが、意識的にオープンに話すことで、自然と株の話しをする仲間が集まり、判断のブレを修正する助けになっています。

2つの目標に合わせた合理的な商品選択

配当金のないインデックスファンドは「老後用」

脱サラ 資産形成においては、収入源が不安定になった今、より合理的な戦略が必要です。

ここ数年で、私の投資の軸はインデックスファンドに移りました。そして、ここでも「目的」に応じた明確な振り分けをしています。

  1. 老後資金(超長期目標):
    配当金のないインデックスファンドを購入しています。これは配当金を再投資する手間を省き、複利効果を最大化するための選択です。すぐに使う予定のないお金は、効率を最優先します。
  2. 足元の生活・移住費・開業資金(短期〜中期目標):
    配当金のあるインデックスファンドを選んでいます。これは、事業が安定するまでの生活費や、急な教育費、開業資金として「キャッシュを生み出す」役割を担っているからです。

現在は脱サラし、収入がなくなったため、来年からはNISAの枠内でしか投資を行わない予定です。これはリスクをコントロールしながら、確実に資産を増やしていくための、私にとって最も合理的な判断です。

読者のあなたへ:時間と継続があなたの武器になる

私一人の力で大きな目標を達成したいと考える女性たちへ。

投資は、一攫千金を狙うギャンブルではありません。あなたの家族の未来を、誰かに任せるのではなく、自分で切り開くための戦略です。

私が実践してきたのは、時間をかけて継続的に行うこと。そして、お金の話をタブーにせず、語り合える仲間を作ること。

「不安だからやらない」のではなく、「不安だからこそ、未来を逆算して戦略を立て、一歩踏み出す」。

その一歩が、あなたの人生を自分でコントロールするスキルとなります。

私自身、このブログを通じて、「時間を味方につけ、自分の人生を自分で切り開くための戦略」として資産形成に取り組む仲間と、情報や経験を共有しあえることを願っています。

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