「よし、会社を辞めよう!」
バリバリのキャリアを築き、役員として仕事に邁進していた私が、脱サラを決意したあの瞬間、胸に広がるのは希望とワクワクでした。しかし、その高揚感はすぐに現実的な不安へと変わります。

明日から収入がゼロになる…どうやって生活していこう?
このブログを読んでいるあなたも、同じように資金面で悩んでいるのではないでしょうか。今回の記事では、私が脱サラ後に直面したお金の不安と、それを抱えながらも前に進むために下した2つの大きな決断について、正直にお話ししたいと思います。
計画の柱①:役員報酬からの卒業、そしてプログラミング学習という自己投資へ
会社を辞めてすぐ、私は「役員報酬」から「無収入」へと収入形態が変わるという、現実的な課題に直面しました。
「収入がない上に、このままでは貯金が減っていくばかり…一体どうすればいいんだろう?」
貯金はありましたが、それでも通帳の残高を見て、焦りと不安が募るばかりでした。このままでは、新しい生活を始める前に資金が尽きてしまう。
そこで私は発想を転換しました。

収入がないなら、収入を生み出すスキルを身につければいいんだ!!
選択したのは、プログラミング学習でした。
在宅でできる仕事で、海外へ行っても続けられること。そして、今までの経験とプログラミング知識を融合することで、自分だけのオリジナルサービスを生み出せるのではないかと考えたことが、大きなきっかけです。
さらに幸運だったのは、という制度に出会えたことです。この制度を活用し、24週間のカリキュラムを10週間で完了させ、残りの期間は実践的な講習に充てました。お金を生む出すために、このタイミングでの自己投資が最も重要だと気づいた瞬間です。
計画の柱②:貯金が減る恐怖、そして1000万円投資を決断
スキルアップと並行して、もう一つ大きな決断を下しました。
それが、現金貯蓄の一部、1000万円を株式投資に回すことです。
「1000万円を投資に…?」
周りからは止められましたし、自分でも大きな勇気が必要でした。私は20歳ごろから少しずつ投資を行っていましたし、外資系企業勤務時代にはストックオプションにより株式付与をされていたので、全くの初心者ではありません。それでも、やはり1000万円という大金を動かすことには、大きな葛藤がありました。
それでも私が投資を決意したのは、将来の2拠点生活を見据えたときに、ただ貯金をしているだけでは資産が目減りしてしまうと考えたからです。
投資した資金のうち半分は将来的な資産形成、もう半分は配当金としてクアラルンプールでの生活費に充当することを目的としています。現時点での配当金は年間約340万円程度ですが、プログラミング学習によるフリーランス収入と合わせて、年間800万円を目指しています。
お金に働いてもらうことで、将来かかる生活費や子どもの教育費、そして何より「自由な暮らし」という目標を達成するための時間を買うことができる。そう信じて、一歩踏み出しました。
投資とスキルアップ、両輪で進む未来
脱サラ後の資金計画は、誰にとっても大きな課題です。
ただ、現実をお話しすると、私たちの挑戦は決して誰でもできるものではありません。
ある程度の所得や貯蓄を築き、経済的な基盤があるからこそ、海外移住や2拠点生活という選択肢が見えてくるものです。たとえば、クアラルンプールでの保護者ビザ取得には、2025年現在、子供1人につき月収(手取り)RM25,000(約85万円)以上が目安とされるなど、高いハードルが存在します。
今回の挑戦は、今まで稼ぎ続けてきた私が、新しい人生を切り開くための決断です。
私の場合は、収入を生み出すための「スキルアップ」と、資産を増やすための「投資」という2つの柱を持つことで、不安を抱えながらも前に進んでいます。この両輪が回ることで、心の余裕が生まれ、新たな挑戦へと踏み出す勇気を与えてくれました。
最後に
脱サラは、終わりではなく、計画的に未来を切り拓くための始まりです。もし今、あなたがお金のことで不安を感じているなら、まずは小さな一歩から始めてみませんか?今後は、プログラミング学習の具体的な進捗や、投資の考え方など、さらに詳しい情報を発信していく予定です。



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