こんにちは、デュアルマムです。
前回は、13歳の長男がTMS治療を受けて内申点がグッと上がり、自分の未来の進路をぽつりぽつりと口にし始めたお話をしました。あの大変化は、我が家にとって大きな方向転換の第一歩だったなと思います。
子どもの成長や特性に合わせて、ライフプランを新しく書き換えていく。
そんな怒涛のプロセスの裏側で、実はもうひとつ、私自身の「働き方」についても大きな見直しをするタイミングが来ていました。
去年の年末から今年の4月にかけて、本当にありがたいことに、仕事のご依頼が次から次へと立て込んでいたんです。気づけば毎日のように、朝から晩までパソコンに向かう日々。
それこそ「フルタイムの会社員」と変わらないくらいの密度で忙しく働いていたのですが、ある夜、ふと立ち止まったときに、胸の奥にざらりとした違和感が残りました。
「あれ? 子どもとの時間を大切にしながら、自分のペースで心地よく働くためにフリーランスになったはずなのに。これじゃ会社員時代と何も変わらなくない?」って。
今回は、私がその違和感の正体をどうやって見つめ直し、5月に思い切って業務委託を「ほぼゼロ」にしてみるに至ったのか、その泥臭い本音をお話しさせてください。
時給の発生しない「名もなきタスク」で消えていく、ゆとり
会社員とフリーランスの大きな違いって、どこからどこまでを「仕事」と呼ぶか、っていう境界線の曖昧さにあると思うんです。
当時、カレンダーに登録していた業務委託の仕事だけで言えば、1日平均で6時間ほどでした。 数字だけ見れば「フルタイムより短いじゃない」って思うかもしれない。だけど、フリーランスの日常には、スケジュール帳には書かない「時給が発生しない名もなき仕事」が、信じられないくらいちょこちょこと潜んでいるんですよね。
日々の細かいメール対応、経費の精算、フリーランスとしての横の繋がりをキープするための活動。それから、これから先の戦略をじっくり練る時間や、仕事のための勉強。
これらはすべて、自分の生活時間を削って生み出すしかありません。当然、1円の時給も発生しない時間です。
気づけば、私の1日はこんな風に埋め尽くされていました。
- 朝〜夕方:業務委託の仕事を一気に片付ける
- 夕方〜夜:子どもの習い事の送迎、スーパーへの買い出し、夕飯支度
- 夜(夕飯後):そこからさらに1時間半、時給ゼロの事務作業や情報収集
- ここにさらに、子どもたちの通院や定期検査の付き添い、家族のこれからのための調べ物やサポートが容赦なく重なってくる。
「時間的なゆとり」なんて、どこを探しても残っていませんでした。
結局、目の前の「仕事のタスク」を完璧にこなそうとすればするほど、子どものちょっとした話をじっくり聞くことや、丁寧な食事の支度がどうしてもおろそかになってしまう。
そして何より怖かったのは、本当に自分がいつか形にしたいと思っているビジネスの準備や、そのための種まき・戦略を考える時間が、1ミリも生み出せていないことでした。
日々の学費を稼ぐことはできている。
でも、このままでいいんだっけ。
未来につながる、本当に優先すべき大切なことに、私はちゃんと時間を充てられているのかなぁ……って。そんな疑問が、頭を離れなくなっていきました。
協業メンバーの猛スピードと、今の私との違い
そんなモヤモヤを抱えていた時期、一緒にビジネスを動かしている男性メンバーたちとの「スピード感のギャップ」も、少しずつ肌で感じるようになっていきました。
彼らは今、とにかく生活費をしっかり稼ぎ、1日でも早く目に見える成果を出して、次の大きな案件獲得に繋げたいという全力疾走のフェーズ。
「今、目の前にある仕事は、もらえるだけ全部もらって走り続けたい」という熱量が、日々の行動やチャットのラリーからも溢れ出ていました。
一方で、私の目的は、彼らとは少し違っている。。。
将来的に自分が主軸にしたいビジネスのための経験値を積むこと。
そして、一定の現金をしっかり獲得しつつも、業務委託という「誰かの看板」だけに頼らない、自分自身のもうひとつの柱(保険)を作るために、私はこの協業に参加していました。
メンバーの皆さんは、私が以前、それこそ寝る間も惜しんでバリバリ働いていた頃のスピード感を知っている方々です。だからこそ、今でも当時と同じ熱量と期待値で私に対応してくれる。
それは本当にありがたいことだったけれど、同時に「今の私のステータスや、人生の目的とは、ちょっとズレてきちゃったな」と、冷たい水で頭を冷やすように、自分の現在地を冷静に見つめ直すきっかけになりました。
周りの熱気に流されて、同じスピードで思考停止して走り続けたら、私が会社を辞めてフリーランスになった意味がなくなってしまう。
そう判断した私は、ありがたいことに1月から4月までの売上が目標よりもかなり上振れして進捗していたこともあって、「よし、5月は思い切って業務委託の時間をゼロにしよう」と、カチッとブレーキを踏む決意をしました。
「5月は業務委託ゼロ」でもいい理由
目先の、確実に手に入るはずだった収入を一時的に手放す。
正直に言えば、今まで順調に頂いていた仕事がもらえなくなる可能性への恐怖…もありました。
文字にするとすごく大胆に見えるけれど、決して無茶なギャンブルをしたわけではありません。
私の頭の中には、そろばんを何度も弾いた、きちんとした経済的な計算の盾がありました。
まず、我が家には夫が一定の年収をしっかり稼いで会社を支えてくれている、という大きな生活の土台があります。
子どもの学費自体は私が担当して出しているけれど、最近は家賃や光熱費、食費以外のこまごまとした生活用品なんかも、夫が積極的に支払ってくれるようになっていました。
だから、私の実質的な固定の出費は、学費と、自分の保険料や携帯代、あとはネイルやパーナルジムといった自分を整えるための費用くらい。
そして、何よりも心の支えになってくれたのが、毎月平均すると「新卒の初任給」くらいは入ってくる、コツコツ育ててきた配当金の存在でした。
「5月の業務委託を丸々お休みしたとしても、今月分の貯蓄ができないだけ。生活が破綻するわけじゃない」
そう頭の中で何度もシミュレーションができたからこそ、恐怖心に負けずに、安心してブレーキペダルを床まで踏み込むことができたんです。
こうして無理やり生み出した余白の時間を、私は「家庭の、そして未来のタスク」へ一気に投入することにしました。
ずっと止まっていた名古屋の自宅売却の件も、結局は私が実質的に動かなければ1ミリも進みません。
新学期を迎えた子どもたちの新しい生活習慣作り、度重なる通院の付き合い、そして沖縄のインターナショナルスクールのリサーチや問い合わせ。
どれもこれも、あのままフルタイム並みの業務委託に追われていたら、「ごめん、また今度ね」って後回しにされ続けていたはずの大切なことばかりです。
自分にとって、家族との時間も、自分のビジネスの仕込みも、すべてが一番心地よいバランスで回る絶妙なライン。 それが、週に換算すると約20時間、月にして「80時間」という稼働だったんだな、と今になって深く納得しています。
「ママの決めることには何も言うことがない」
「5月はちょっと仕事をセーブして、家庭の基盤固めと、未来の仕込みに時間を使いたいんだよね」
ある夜、リビングで夫にそう切り出したとき、返ってきたのは少し意外な、でもすごく救われる言葉でした。

ママは時間を絶対に無駄にしないし、その決断や判断には何も言うことがないよ。
いつも正しいし、ちゃんと裏付けになる理論も成り立ってるから。
無茶な計画は絶対にしないで、きちんと石橋を叩いて選ぶタイプだって知ってるから、何も心配してない。
思い付きじゃなくて、先の未来を計画して判断してるママは、俺の人生の手本だしね。
配当収入があることへの羨ましさは、ちょっと顔に滲ませて笑っていましたけれど(笑)。
自分が仕事を頑張って基盤を支えている間に、私が家庭のことや今後の新しいビジネス構築に時間を充てることには、心から大賛成してくれました。
こうして夫の理解と、冷静な数字の計算という二つの土台の上で、私は5月、未来へ向けた「次の一手」を仕込むための、とびきり贅沢な時間を手に入れました。
やりたいビジネスのアイデアは、実は私の頭の中にいくつかストックしてあります。
その「種まき」の第一弾として、以前からコツコツと準備を進めていたのが、TCG(ポケモンカードなど)の海外輸出ビジネスです。
無事に古物商の許可を警察署からいただき、eBayの輸出アカウント登録も完了して、まずは小さく、実験のようにチャレンジを始めてみました!
ただ、実際に自分の手を動かしてマーケットに飛び込んでみると、「あ、ここはそういう仕組みになってるんだ……」って、画面越しでは分からなかった、ちょっとした足踏みポイントにも直面しています。
私はもともと「あ、これ以上やっても儲からないな」と察したら、サッと綺麗に手を引く判断もかなり早いタイプです。
でも、まずはこの実験として泥臭く動かしてみるプロセスそのものが、フリーランスという生き方の何よりの面白さだな、と感じています。
次回は、そんな新しい種まきのリアルな裏話を書こうかと思います。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました。
次回のテーマを宣言したので、なるべくまたすぐに書きます!!デュアルマムでした。



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